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アンテナの種類 | テレビアンテナで最強のアンテナは?

テレビアンテナを選ぶときに、「アンテナの種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない」と迷う方は多いのではないでしょうか。

戸建ての新築や引っ越しをきっかけにアンテナを設置したい方
今のテレビの映りが悪くて交換を検討している方
屋根上ではなく外観をすっきり見せたい方など

アンテナ選びの悩みは家庭によってさまざまです。

結論から言うと、テレビアンテナで「これが絶対に最強」と言える1種類はありません。

電波が弱い地域では高利得(High Gain Antenna)の八木式アンテナが強く、外観を重視する住宅ではデザインアンテナが向いています。

屋根上に設置したくない場合は屋根裏設置やユニコーンアンテナが候補になりますし、BS・CS放送を見たいならパラボラアンテナが必要です。

つまり、最強のアンテナとは「自宅の電波環境・見たい放送・設置場所・外観・予算」に合っているアンテナのことです。

この記事では、アンテナの種類ごとの特徴、地デジ・BS/CS・4K8Kの違い、屋外・屋内・屋根裏の選び方、費用相場、配線や周辺機器、映りが悪いときの対処法まで、はじめての方にもわかりやすく解説します。

  1. アンテナの種類を一覧で比較!テレビアンテナの基本をわかりやすく解説
  2. 地デジ用アンテナの種類と特徴
    1. 八木式アンテナ|受信性能を重視するなら定番の種類
    2. デザインアンテナ|外観をすっきり見せたい家庭に人気
    3. ユニコーンアンテナ|見た目と受信性能のバランスを取りたい人向け
    4. 室内アンテナ|工事不要だが受信環境を選ぶ
  3. BS・CS・4K8K用アンテナの種類と選び方
    1. BS/CSアンテナ|衛星放送を見るために必要なアンテナ
    2. 4K8K対応アンテナ|すべての4K8K放送を見るなら設備全体の確認が必要
  4. テレビアンテナで最強なのはどれ?目的別におすすめを解説
    1. 受信性能重視なら八木式アンテナが有力
    2. 外観重視ならデザインアンテナがおすすめ
    3. 見た目と高さを両立したいならユニコーンアンテナ
    4. BS・CSを見たいならパラボラアンテナが必須
  5. 設置場所別のアンテナの選び方
    1. 屋根上設置|受信しやすいが風や外観に注意
    2. 外壁設置|デザインアンテナと相性が良い
    3. 屋根裏設置|外観を守れるが電波状況を選ぶ
    4. ベランダ設置|マンションや賃貸で選ばれやすい
    5. 室内設置|手軽だが安定性は低め
  6. アンテナ選びで重要な電波の強さ・利得・偏波とは
    1. 電界強度とは|電波の届きやすさの目安
    2. 利得とは|アンテナが電波を受ける能力の目安
    3. 偏波とは|アンテナの向きにも関係する重要ポイント
  7. アンテナ周辺機器の種類と役割
    1. ブースター|弱い信号を補う機器
    2. 分配器|複数のテレビに信号を分ける機器
    3. 分波器|地デジとBS/CSを分ける機器
    4. 混合器|地デジとBS/CSを1本にまとめる機器
    5. 同軸ケーブル|品質と長さで受信状態が変わる
  8. アンテナ工事の費用相場
  9. アンテナを自分で設置するのはあり?DIYの注意点
    1. DIYしやすいアンテナの種類
    2. DIYを避けた方がよいケース
  10. アンテナ業者を選ぶときのチェックポイント
    1. 現地調査や電波測定をしてくれるか
    2. 見積もりの内訳が明確か
    3. 追加費用の条件を説明してくれるか
    4. 工事後の保証があるか
  11. テレビが映らない・映りが悪いときの原因と対処法
    1. まずテレビ側の設定を確認する
    2. ケーブルや接続端子を確認する
    3. ブースターの電源を確認する
    4. 台風や強風後はアンテナの向きズレに注意
    5. 特定のチャンネルだけ映らない場合
  12. アンテナの寿命と交換タイミング
    1. 交換を検討した方がよいサイン
  13. アンテナの種類に関するよくある質問
    1. 地デジを見るにはVHFアンテナでも大丈夫ですか?
    2. デザインアンテナは弱電界地域でも使えますか?
    3. アンテナを屋根裏に設置すれば台風対策になりますか?
    4. BS/CSアンテナは地デジアンテナと同じですか?
    5. 4Kテレビを買えば4K放送はすぐ見られますか?
    6. アンテナ工事はどこに頼むのがよいですか?
  14. テレビアンテナで最強は?まとめ

アンテナの種類を一覧で比較!テレビアンテナの基本をわかりやすく解説

テレビアンテナは、大きく分けると「地デジ用アンテナ」と「BS/CS用アンテナ」に分かれます。

地デジ用アンテナは、地上の放送局や中継局から送られてくる電波を受信するためのアンテナです。現在の日本の地上デジタル放送はUHF帯を使っているため、地デジを見るには基本的にUHFアンテナが必要になります。

一方、BS・CS放送は人工衛星から送られてくる電波を受信するため、丸いお皿のような形をしたパラボラアンテナを使います。

まずは、代表的なアンテナの種類を一覧で確認してみましょう。

アンテナの種類 主な用途 向いている住宅・環境 メリット 注意点
八木式アンテナ 地デジ受信 戸建て、電波が弱めの地域 受信性能が高く、幅広い地域で使いやすい 屋根上に設置すると目立ちやすい
デザインアンテナ 地デジ受信 外観を重視する戸建て、電波が比較的良い地域 壁面にすっきり設置できる 設置位置が低いと受信しにくい場合がある
ユニコーンアンテナ 地デジ受信 外観と受信性能のバランスを重視する住宅 ポール型で目立ちにくく、屋根上設置もしやすい 八木式より高額になりやすい
室内アンテナ 地デジ受信 強電界地域、賃貸、一時利用 工事不要で設置できる 壁や窓の向き、建物の構造に影響されやすい
BS/CSアンテナ BS・CS・4K8K衛星放送 BSやCSを視聴したい家庭 衛星放送を視聴できる 南西方向に障害物がない設置場所が必要

このように、アンテナは見た目だけで選ぶものではありません。電波状況に合っていないアンテナを選ぶと、テレビの映像が乱れたり、特定のチャンネルだけ映らなかったりすることがあります。

アンテナ選びで大切なのは、「どのアンテナが人気か」ではなく、「自宅で安定して受信できるか」です。

間違いないのは、アンテナ専門の業者に依頼して見積もりと取ってもらい検討することです。

一般的には、アンテナ工事業者2~3社ほどの見積もりを取って比較・検討するのが一番良いといわれています。

アンテナ工事専門業者のそれぞれの解説記事へと移動します。

 

地デジ用アンテナの種類と特徴

地デジ用アンテナには、主に八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ、室内アンテナがあります。

どれも地デジを受信するためのアンテナですが、形状・受信性能・設置場所・見た目が大きく異なります。

八木式アンテナ|受信性能を重視するなら定番の種類

八木式アンテナ

八木式アンテナは、魚の骨のような形をした昔からよく使われている地デジ用アンテナです。

屋根の上に設置されていることが多く、テレビアンテナと聞いて多くの方がイメージするのがこのタイプでしょう。

八木式アンテナの大きなメリットは、受信性能が高いことです。指向性が高く、送信所や中継局の方向にしっかり向けることで、比較的弱い電波でも受信しやすくなります。

そのため、郊外や山間部、周囲に高い建物がある地域、電波塔から距離がある地域では、八木式アンテナが有力な選択肢になります。

一方で、屋根上に設置すると外から見えやすく、住宅の外観を気にする方にはデメリットに感じられることがあります。また、台風や強風の影響を受けやすいため、マストや支線の固定、金具の耐久性、防錆対策も重要です。

テレビの映りを安定させたい、電波が弱い地域でもしっかり受信したいという方には、八木式アンテナが向いています。

デザインアンテナ|外観をすっきり見せたい家庭に人気

デザインアンテナ

デザインアンテナは、箱型や薄型のすっきりした形をした地デジ用アンテナです。

住宅の外壁に取り付けることが多く、白・黒・ベージュ・ブラウンなど外壁になじみやすい色が用意されている製品もあります。

デザインアンテナの魅力は、見た目の良さです。屋根上に大きなアンテナを立てたくない方や、新築住宅の外観を崩したくない方に選ばれています。

また、壁面に設置するため、屋根上の八木式アンテナよりも風の影響を受けにくい場合があります。外壁にしっかり固定できれば、見た目と耐久性のバランスが取りやすいアンテナです。

ただし、デザインアンテナは設置位置が屋根上より低くなることが多いため、電波が弱い地域では受信レベルが不足する場合があります。周囲に高い建物がある、山や林が近い、送信所の方向に障害物があるといった環境では、事前の電波調査が特に重要です。

デザインアンテナは、電波状況が比較的良く、外観を重視したい家庭に向いています。

ユニコーンアンテナ|見た目と受信性能のバランスを取りたい人向け

ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナは、ポールのような筒型の地デジ用アンテナです。

八木式アンテナほど目立ちにくく、デザインアンテナよりも高い位置に設置しやすいことから、近年人気が高まっています。

屋根の上や破風板付近に設置してもスタイリッシュに見えやすく、住宅の外観を大きく損ねにくいのが特徴です。

デザインアンテナは壁面に設置することが多いため、電波の入りが悪い場合があります。しかし、ユニコーンアンテナは高い位置に取り付けやすいため、電波を拾いやすくなるケースがあります。

ただし、八木式アンテナと比べると価格が高めになりやすく、すべての弱電界地域に向いているわけではありません。電波が非常に弱い場所では、高利得タイプの八木式アンテナの方が適している場合もあります。

外観をすっきりさせたいけれど、デザインアンテナでは受信が不安という方は、ユニコーンアンテナも候補に入れるとよいでしょう。

室内アンテナ|工事不要だが受信環境を選ぶ

室内アンテナ

室内アンテナは、室内に置くだけで使える地デジ用アンテナです。

工事が不要で、賃貸住宅や一時的な利用にも向いています。ホームセンターや通販でも購入しやすく、価格も比較的安い製品が多いです。

ただし、室内アンテナは受信環境に大きく左右されます。

送信所に近い強電界地域で、窓の方向が送信所側に向いている場合は受信できることがありますが、建物の奥まった部屋、鉄筋コンクリートのマンション、周囲に高層ビルが多い場所では安定しないことがあります。

また、天候や家具の配置、人の移動などによって受信レベルが変化することもあります。

室内アンテナは便利ですが、「どこでも確実に映るアンテナ」ではありません。安定性を重視するなら、屋外アンテナや共同アンテナ、ケーブルテレビなども含めて検討しましょう。

BS・CS・4K8K用アンテナの種類と選び方

地デジだけでなく、BS放送やCS放送を見たい場合は、地デジ用アンテナとは別にBS/CSアンテナが必要です。

BS/CSアンテナは、丸いお皿のようなパラボラ型をしています。衛星から届く電波を反射面で集め、中心部のコンバーターで電気信号に変換してテレビへ送ります。

BS/CSアンテナ|衛星放送を見るために必要なアンテナ

BS/CSアンテナ

BS放送や110度CS放送を視聴するには、BS/110度CSアンテナを設置します。

一般家庭で使われることが多いのは45cm前後の「パラボラアンテナ」です。設置場所としては、ベランダ、外壁、屋根上、庭のポールなどが候補になります。

BS/CSアンテナは、地デジ用アンテナとは異なり、衛星の方向に正確に向ける必要があります。日本では多くの場合、南西方向の空が開けていることが大切です。

アンテナの前に建物、山、樹木、看板などの障害物があると、受信できないことがあります。晴れている日は映るのに雨の日だけ映らない場合は、アンテナの向きや受信レベル、ケーブルや接栓の劣化が関係していることもあります。

BSやCSを安定して見たい場合は、アンテナ本体だけでなく、取り付け角度、防水処理、同軸ケーブル、分配器、ブースターの対応状況まで確認することが大切です。

4K8K対応アンテナ|すべての4K8K放送を見るなら設備全体の確認が必要

4K8K対応アンテナ

4K8K衛星放送を視聴したい場合は、テレビやチューナーが対応しているかだけでなく、アンテナや配線設備が対応しているかも確認が必要です。

従来のBSアンテナでも、一部の4K放送は視聴できる場合があります。しかし、すべての4K8K衛星放送を楽しむには、右旋・左旋に対応したBS/110度CSアンテナが必要になります。

さらに、アンテナだけ交換しても不十分なケースがあります。

分配器、分波器、ブースター、テレビ端子、同軸ケーブルなどが4K8K対応でないと、特定のチャンネルが映らないことがあります。とくに左旋を使う放送では、宅内の伝送周波数が高くなるため、3224MHz対応やSHマーク対応機器を目安に確認すると安心です。

「4Kテレビを買ったのに4K放送が映らない」という場合、テレビ本体ではなく、アンテナ設備や配線が原因になっていることも少なくありません。

テレビアンテナで最強なのはどれ?目的別におすすめを解説

テレビアンテナで最強の種類を知りたい方は多いですが、アンテナの強さは単純なランキングでは決められません。

なぜなら、住宅の場所、送信所との距離、周囲の建物、屋根の形、外観の希望、見たい放送によって、最適なアンテナが変わるからです。

ここでは、目的別におすすめのアンテナを整理します。

受信性能重視なら八木式アンテナが有力

地デジの受信性能を最優先するなら、八木式アンテナが有力です。

高い位置に設置しやすく、送信所の方向に向けて調整しやすいため、電波をしっかり拾いやすいからです。

特に、郊外、山間部、送信所から距離がある地域、周囲に高い建物がある地域では、八木式アンテナのメリットが大きくなります。

見た目よりも映りの安定性を重視したい方には、八木式アンテナがおすすめです。

外観重視ならデザインアンテナがおすすめ

住宅の見た目を重視したい場合は、デザインアンテナが向いています。

外壁にすっきり取り付けられるため、屋根上にアンテナを立てるよりも目立ちにくく、外観を損ねにくいのが魅力です。

新築住宅や外壁デザインにこだわりたい家庭では、デザインアンテナを第一候補にする方も多いでしょう。

ただし、電波が弱い場所では受信が安定しないこともあるため、設置前の電波測定が重要です。

見た目と高さを両立したいならユニコーンアンテナ

外観も大切にしたいけれど、壁面設置では電波が不安という方には、ユニコーンアンテナが候補になります。

ポール型で目立ちにくく、屋根上や高い位置に設置しやすいため、見た目と受信性能のバランスを取りやすいアンテナです。

デザインアンテナより高い位置で受信したい場合や、八木式アンテナの見た目が気になる場合に検討しやすいでしょう。

BS・CSを見たいならパラボラアンテナが必須

BS放送やCS放送を見たい場合は、地デジ用アンテナだけでは視聴できません。

BS/CSアンテナを設置し、衛星の方向へ正確に向ける必要があります。

地デジもBSも見たい場合は、地デジ用アンテナとBS/CSアンテナを併用し、混合器や分波器を使って配線する方法が一般的です。

設置場所別のアンテナの選び方

アンテナは種類だけでなく、どこに設置するかによっても受信状態が変わります。

同じアンテナでも、屋根上・外壁・ベランダ・屋根裏・室内では、受信レベルやメンテナンス性が異なります。

屋根上設置|受信しやすいが風や外観に注意

屋根上設置は、アンテナを高い位置に取り付けられるため、電波を受信しやすいのがメリットです。

八木式アンテナやユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナなどでよく選ばれる設置方法です。

特に電波が弱い地域では、屋根上に設置することで受信レベルが改善することがあります。

一方で、屋根上は風雨や紫外線の影響を受けやすく、台風や強風で向きがずれたり、金具が劣化したりする可能性があります。また、外から見えやすいため、住宅の外観に影響します。

屋根上設置をする場合は、マストの固定、支線の張り方、防錆処理、防水処理をしっかり行うことが大切です。高所作業になるため、DIYではなく専門業者に依頼するのが安全です。

外壁設置|デザインアンテナと相性が良い

外壁設置は、デザインアンテナでよく使われる方法です。

外壁に直接取り付けるため、屋根上よりも目立ちにくく、住宅の外観をすっきり見せやすいのが特徴です。

また、屋根上に比べてメンテナンスしやすい場合があり、風の影響も受けにくいことがあります。

ただし、外壁設置は屋根上より高さが低くなるため、電波が弱い地域では受信レベルが不足することがあります。送信所の方向に隣家や建物がある場合も注意が必要です。

外壁に穴を開けて固定するため、防水処理が不十分だと雨水の侵入につながる可能性があります。施工時には、ビス穴やケーブル引き込み部のコーキング処理を確認しましょう。

屋根裏設置|外観を守れるが電波状況を選ぶ

屋根裏設置は、アンテナを外から見えない場所に設置できる方法です。

外観を損なわず、雨風や紫外線の影響を受けにくい点がメリットです。台風による向きズレや落下リスクを抑えやすいのも魅力でしょう。

しかし、屋根材や断熱材、太陽光パネル、金属屋根などが電波を遮ることがあります。そのため、屋根裏ならどの家庭でも設置できるわけではありません。

屋根裏設置を検討する場合は、実際に屋根裏で電波測定を行い、各チャンネルの受信レベルが安定しているか確認する必要があります。

外観を重視したい方には魅力的な方法ですが、電波状況が良いことが前提です。

ベランダ設置|マンションや賃貸で選ばれやすい

ベランダ設置は、マンションや賃貸住宅でBS/CSアンテナを設置する際によく選ばれます。

手すりに金具で固定するタイプもあり、屋根上に上がらずに設置できるのがメリットです。

ただし、マンションや賃貸では管理規約でアンテナ設置が制限されている場合があります。外観を変える行為やベランダ手すりへの固定が禁止されているケースもあるため、事前に管理会社や管理組合へ確認しましょう。

また、BS/CSアンテナの場合は南西方向が開けている必要があります。ベランダの向きが合わないと、アンテナを設置しても受信できません。

室内設置|手軽だが安定性は低め

室内設置は、工事不要で手軽に試せる方法です。

強電界地域であれば、室内アンテナを窓際に置くだけで地デジを視聴できることもあります。

ただし、室内は壁や窓ガラス、家具、建物の構造によって電波が弱まりやすい環境です。映ったとしても、天候や時間帯によって映像が乱れることがあります。

安定した視聴を求めるなら、室内アンテナはあくまで簡易的な選択肢と考え、必要に応じて屋外アンテナを検討しましょう。

アンテナ選びで重要な電波の強さ・利得・偏波とは

アンテナの種類を選ぶときは、見た目や価格だけでなく、電波に関する基本用語も理解しておくと失敗しにくくなります。

ここでは、アンテナ選びでよく出てくる「電界強度」「利得」「偏波」について、わかりやすく説明します。

電界強度とは|電波の届きやすさの目安

電界強度とは、簡単に言うと「その場所にどれくらいの強さで電波が届いているか」を示すものです。

送信所に近い地域や、見通しの良い場所では電波が強くなりやすく、逆に山、建物、林、高低差などがある場所では電波が弱くなりやすいです。

電界地域は、一般的に強電界地域・中電界地域・弱電界地域のように分けて考えられます。

  • 強電界地域:室内アンテナやデザインアンテナでも受信できる可能性がある
  • 中電界地域:デザインアンテナや八木式アンテナが候補になりやすい
  • 弱電界地域:高利得の八木式アンテナや高所設置が必要になりやすい

ただし、同じ地域でも家の向きや周囲の建物によって受信状況は変わります。最終的には、現地で電波測定を行うのが確実です。

利得とは|アンテナが電波を受ける能力の目安

”利得” とは、アンテナが特定の方向から電波をどれだけ効率よく受信できるかを示す指標です。

一般的にはdBで表され、利得が高いアンテナほど弱い電波を拾いやすくなります。

ただし、利得が高ければ必ず良いというわけではありません。高利得のアンテナは指向性が強くなる傾向があり、送信所の方向に正確に向ける必要があります。

また、電波が強すぎる地域でブースターや高利得アンテナを使うと、信号が過大になり、かえって映像が乱れることもあります。

アンテナは「強ければ強いほど良い」のではなく、地域の電波状況に合った利得を選ぶことが大切です。

偏波とは|アンテナの向きにも関係する重要ポイント

”偏波” とは、電波の振動方向のことです。

地デジの電波には水平偏波と垂直偏波があり、地域や送信所によって異なります。受信アンテナ側の向きが偏波に合っていないと、受信レベルが大きく下がることがあります。

八木式アンテナやデザインアンテナを設置するときは、送信所の方向だけでなく、偏波が水平か垂直かも確認する必要があります。

見た目は同じように取り付けられていても、偏波が合っていなければテレビの映りが悪くなることがあります。自分で判断が難しい場合は、業者に電波測定と偏波確認を依頼すると安心です。

アンテナ周辺機器の種類と役割

テレビの映りを安定させるには、アンテナ本体だけでなく、周辺機器も重要です。

ブースター、分配器、分波器、混合器、同軸ケーブルなどが適切でないと、せっかく良いアンテナを設置しても受信トラブルが起こることがあります。

ブースター|弱い信号を補う機器

ブースターは、アンテナで受信したテレビ信号を増幅する機器です。

電波が弱い地域、複数の部屋にテレビを分配する家庭、ケーブルが長い住宅では、ブースターが必要になることがあります。

ただし、ブースターは弱い信号を何でも改善できる万能機器ではありません。

もともとの受信品質が悪い状態で増幅しても、ノイズごと増幅してしまうことがあります。また、電波が十分強い場所でブースターを使うと、信号が強くなりすぎてテレビが正常に受信できないこともあります。

ブースターは、電波測定をしたうえで必要かどうかを判断するのが理想です。

分配器|複数のテレビに信号を分ける機器

分配器は、1本のアンテナ線を複数のテレビや部屋に分けるための機器です。

リビング、寝室、子ども部屋など複数の場所でテレビを見る場合に使われます。

ただし、分配すると信号は弱くなります。2分配、3分配、4分配と数が増えるほど、各テレビに届く信号レベルは下がります。

分配数が多い家庭では、ブースターを組み合わせて受信レベルを補うことがあります。

分波器|地デジとBS/CSを分ける機器

分波器は、1本の同軸ケーブルで送られてきた地デジ信号とBS/CS信号を分けるための機器です。

テレビの裏側に「地上デジタル入力」と「BS/CS入力」が別々にある場合、分波器を使ってそれぞれの端子に接続します。

分配器と分波器は名前が似ていますが、役割は異なります。間違えて接続すると、映らない原因になるため注意しましょう。

混合器|地デジとBS/CSを1本にまとめる機器

混合器は、地デジアンテナとBS/CSアンテナの信号を1本の同軸ケーブルにまとめる機器です。

屋外で地デジとBS/CSの信号を混合し、屋内では分波器で地デジとBS/CSに分けてテレビへ接続する流れが一般的です。

4K8Kを視聴したい場合は、混合器や分波器、分配器も4K8K対応品か確認しましょう。

同軸ケーブル|品質と長さで受信状態が変わる

同軸ケーブルは、アンテナからテレビまで信号を送るケーブルです。

古いケーブルや細いケーブル、劣化したケーブルを使っていると、信号が弱くなったりノイズが入りやすくなったりします。

屋外で使う場合は、紫外線や雨に強いケーブルを選び、接栓部分の防水処理をしっかり行うことが大切です。

BS/CSや4K8Kを視聴する場合は、高い周波数に対応したケーブルを選ぶ必要があります。

アンテナ工事の費用相場

アンテナ工事の費用は、アンテナの種類、設置場所、建物の高さ、配線の長さ、ブースターの有無、既存設備の状態によって変わります。

そのため、正確な金額は現地調査をしないとわかりませんが、一般的な目安は以下の通りです。

工事内容 費用相場の目安 補足
八木式アンテナ設置 20,000円~50,000円程度 屋根上設置や高所作業で変動
デザインアンテナ設置 25,000円~60,000円程度 外壁設置、防水処理の有無で変動
ユニコーンアンテナ設置 35,000円~70,000円程度 本体価格が高めになりやすい
BS/CSアンテナ設置 20,000円~50,000円程度 単独設置か地デジとの同時工事で変動
地デジ+BS/CS同時設置 50,000円~100,000円程度 混合器・分波器・ブースター追加で変動
ブースター設置 15,000円~35,000円程度 分配数や電波状況によって必要性が変わる

上記はあくまで目安です。
屋根が急勾配、高所作業車が必要、配線の引き直しが必要、古いアンテナの撤去があるといった場合は、追加費用が発生することがあります。

見積もりを確認するときは、

アンテナ本体代
工事費
部材費
撤去費
ブースター費用
高所作業費
出張費
保証内容

が含まれているかをチェックしましょう。

アンテナを自分で設置するのはあり?DIYの注意点

アンテナは、種類によっては自分で設置できる場合もあります。

特に室内アンテナやベランダ設置のBS/CSアンテナは、DIYで試す方もいます。

しかし、屋根上や高所でのアンテナ工事は危険が伴います。転落事故や屋根材の破損、アンテナの落下、配線ミス、雨漏りなどのリスクがあるため、無理なDIYはおすすめできません。

DIYしやすいアンテナの種類

DIYしやすいのは、室内アンテナやベランダに取り付けるBS/CSアンテナです。

室内アンテナは置くだけで試せるため、比較的安全です。BS/CSアンテナも、ベランダの手すりに専用金具で固定するタイプであれば、自分で設置できる場合があります。

ただし、BS/CSアンテナは角度調整が非常にシビアです。少し向きがずれるだけで映らなくなることがあります。

スマートフォンの方位アプリやテレビの受信レベル表示を見ながら調整する方法もありますが、慣れていないと時間がかかります。

DIYを避けた方がよいケース

次のようなケースでは、専門業者に依頼するのがおすすめです。

  • 屋根上にアンテナを設置する
  • 2階以上の高所作業が必要
  • 外壁に穴を開ける必要がある
  • 複数の部屋に配線したい
  • ブースターや混合器を使う
  • 4K8K対応の配線にしたい
  • 現在のテレビの映りが悪い原因がわからない

アンテナ工事は、単に取り付けるだけでなく、電波測定、角度調整、防水処理、配線処理、固定強度の確認が必要です。

安全性と長期的な安定性を考えるなら、屋外工事はプロに任せた方が安心です。

アンテナ業者を選ぶときのチェックポイント

アンテナ工事を業者に依頼する場合は、料金の安さだけで選ばないことが大切です。

安いと思って依頼したら、当日になって追加費用が増えたり、工事後の保証がなかったりするケースもあります。

現地調査や電波測定をしてくれるか

信頼できる業者は、設置前に電波状況を確認し、自宅に合うアンテナを提案してくれます。

電波測定をせずに「このアンテナで大丈夫です」と断定する業者よりも、実際の受信レベルを確認して説明してくれる業者の方が安心です。

見積もりの内訳が明確か

見積もりでは、アンテナ本体代、工事費、部材費、ブースター費用、撤去費、高所作業費、出張費などの内訳を確認しましょう。

「一式」とだけ書かれている見積もりは、何にいくらかかっているのかわかりにくいため注意が必要です。

追加費用の条件を説明してくれるか

アンテナ工事では、現地を見てから追加作業が必要になることがあります。

たとえば、ブースターが必要、既存配線が劣化している、屋根上作業が難しい、古いアンテナの撤去が必要といったケースです。

追加費用が発生する可能性と金額の目安を、事前に説明してくれる業者を選びましょう。

工事後の保証があるか

アンテナは設置して終わりではありません。

台風や強風、経年劣化によって向きがずれたり、部材が傷んだりすることがあります。

工事保証や機器保証、アフター対応の有無を確認しておくと、万が一のトラブル時にも安心です。

テレビが映らない・映りが悪いときの原因と対処法

テレビの映りが悪いときは、アンテナ本体だけが原因とは限りません。

ケーブル、分配器、ブースター、テレビ設定、天候、周囲の環境など、さまざまな原因が考えられます。

まずテレビ側の設定を確認する

最初に確認したいのは、テレビ側の設定です。

引っ越し後やテレビの買い替え後は、チャンネル設定が以前の地域のままになっていることがあります。

地デジのチャンネル再スキャンを行い、正しい地域設定になっているか確認しましょう。

ケーブルや接続端子を確認する

次に、テレビ裏のアンテナ線が抜けていないか、緩んでいないかを確認します。

分波器や分配器を使っている場合は、地デジとBS/CSの接続先を間違えていないかも見てください。

接栓が古くなっていたり、ケーブルが折れ曲がっていたりすると、受信レベルが下がることがあります。

ブースターの電源を確認する

ブースターを使っている家庭では、電源部のランプが点灯しているか確認しましょう。

ブースターの電源が切れていると、すべてのテレビが急に映らなくなることがあります。

停電後やコンセント周りの整理後に、ブースター電源が抜けていたというケースもあります。

台風や強風後はアンテナの向きズレに注意

台風や強風のあとにテレビの映りが悪くなった場合は、アンテナの向きがずれている可能性があります。

屋根上のアンテナは、強い風を受けるとわずかに向きが変わることがあります。地デジは少しのズレなら映ることもありますが、受信レベルがギリギリの環境では映像が乱れやすくなります。

BS/CSアンテナは特に角度調整がシビアなため、少しのズレでも受信できなくなることがあります。

高所の確認や調整は危険なので、自分で屋根に上がらず、専門業者に依頼しましょう。

特定のチャンネルだけ映らない場合

特定のチャンネルだけ映らない場合は、そのチャンネルの電波レベルだけが不足している可能性があります。

アンテナの向き、偏波、周囲の反射、分配損失、ケーブル劣化などが関係していることがあります。

テレビの受信レベル表示を確認し、他のチャンネルと比べて極端に低い場合は、アンテナ調整やブースターの見直しが必要かもしれません。

アンテナの寿命と交換タイミング

テレビアンテナは一度設置すれば長く使えますが、永久に使えるわけではありません。

屋外に設置しているアンテナは、雨風、紫外線、雪、塩害などの影響を受け続けます。

一般的には10年?15年程度を目安に点検を検討するとよいでしょう。ただし、海沿い、積雪地域、台風の多い地域では劣化が早まることがあります。

交換を検討した方がよいサイン

次のような症状がある場合は、アンテナの点検や交換を検討しましょう。

  • テレビの映像が頻繁に乱れる
  • 雨の日や風の強い日に映らなくなる
  • アンテナが傾いている
  • 金具やマストにサビが目立つ
  • 同軸ケーブルの被覆がひび割れている
  • 古いVHFアンテナが屋根に残っている
  • 4K8K放送に対応したい

特に、古いアンテナや使っていないアンテナが屋根に残っている場合は、強風時の落下リスクがあります。

不要なアンテナは撤去し、必要に応じて新しいアンテナへ交換すると安心です。

アンテナの種類に関するよくある質問

地デジを見るにはVHFアンテナでも大丈夫ですか?

現在の地上デジタル放送はUHF帯を使っているため、地デジを見るには基本的にUHFアンテナが必要です。

古いVHFアンテナだけでは、地デジを受信できません。

屋根上に昔のVHFアンテナが残っている場合でも、現在使用しているのは別のUHFアンテナであることがあります。不要な古いアンテナは、劣化や落下リスクを考えて撤去を検討しましょう。

デザインアンテナは弱電界地域でも使えますか?

使える場合もありますが、弱電界地域では注意が必要です。

デザインアンテナは外壁に設置することが多く、屋根上より設置位置が低くなりやすいため、電波が弱い地域では受信レベルが不足することがあります。

弱電界地域では、八木式アンテナや高所設置の方が安定するケースが多いです。

アンテナを屋根裏に設置すれば台風対策になりますか?

屋根裏設置は、アンテナが雨風を直接受けないため、台風対策として有効な場合があります。

ただし、屋根材や断熱材で電波が弱くなることがあるため、すべての住宅で設置できるわけではありません。

屋根裏設置を希望する場合は、必ず事前に電波測定を行いましょう。

BS/CSアンテナは地デジアンテナと同じですか?

地デジアンテナとBS/CSアンテナは別物です。

地デジは地上の送信所からの電波を受信するため、UHFアンテナを使います。BS/CSは衛星からの電波を受信するため、パラボラアンテナが必要です。

地デジもBS/CSも見たい場合は、両方のアンテナを設置するか、ケーブルテレビや光回線テレビなど別の視聴方法を検討します。

4Kテレビを買えば4K放送はすぐ見られますか?

4Kテレビを買っただけでは、必ずしも4K衛星放送を視聴できるとは限りません。

4Kチューナーが内蔵されているか、BS/CSアンテナや分配器・分波器・ブースター・同軸ケーブルが4K8K対応かを確認する必要があります。

一部の4K放送は従来の設備で視聴できる場合がありますが、すべての4K8K衛星放送を楽しむには、受信設備全体の対応が重要です。

アンテナ工事はどこに頼むのがよいですか?

アンテナ工事は、アンテナ専門業者、電気工事業者、家電量販店、ホームセンターなどに依頼できます。

選ぶ際は、料金の安さだけでなく、現地調査の有無、見積もりの明確さ、保証内容、施工実績、口コミを確認しましょう。

特に、屋根上設置や4K8K対応工事、複数部屋への配線が必要な場合は、アンテナ工事に慣れた専門業者に相談すると安心です。

テレビアンテナで最強は?まとめ

テレビアンテナで最強の種類は、住まいの環境によって変わります。

受信性能を重視するなら、八木式アンテナが最強!
外観を重視するなら、デザインアンテナが最強!
見た目と高さのバランスを取りたいなら、ユニコーンアンテナが最強!
BS・CSを見たいなら、パラボラアンテナが最強!
従来のフルハイビジョン(2K)をはるかに超える高精細な4K・8K映像を楽しむなら、4K8K対応アンテナが最強!

ということになります。

室内アンテナは手軽ですが、安定性は電波環境に大きく左右されます。
屋根裏設置は外観を守れる一方で、屋根材や断熱材による電波の減衰に注意が必要です。

アンテナ選びで失敗しないためには、次のポイントを押さえましょう。

  • 地デジを見るならUHFアンテナを選ぶ
  • BS・CSを見るならBS/CSアンテナが必要
  • 4K8Kをすべて楽しむなら配線機器まで対応確認する
  • 電波が弱い地域では八木式や高所設置を検討する
  • 外観重視ならデザインアンテナやユニコーンアンテナを検討する
  • 設置前に電波測定を行う
  • 工事費だけでなく保証や追加費用も確認する

結局のところ、最強のアンテナとは「自宅で安定して映り、長く安心して使えるアンテナ」です。

カタログ上の性能や人気ランキングだけで決めるのではなく、自宅の電波状況、見たい放送、設置場所、予算に合わせて選ぶことが大切です。

迷った場合は、複数の業者に相談し、電波測定をしたうえで提案内容と見積もりを比較しましょう。自宅に合ったアンテナを選べば、毎日のテレビ視聴をより快適に楽しめます。

間違いないのは、アンテナ専門の業者に依頼して見積もりと取ってもらい検討することです。

一般的には、アンテナ工事業者2~3社ほどの見積もりを取って比較・検討するのが一番良いといわれています。

アンテナ工事専門業者のそれぞれの解説記事へと移動します。

 

 

 

 

 

比較項目 街角アンテナ工事相談所 アンテナパンダ アンテナ110番
強み・特長 迅速対応・親切説明・火災保険適用サポート・業界最安値級 15年保証・火災保険サポート・施工実績1万件以上 全国対応・最短即日・大手仲介型サービス
保証期間 15年(業界最長級) 15年(業界最長級) 8年【要確認=提携業者】加盟店による保証
出張費 無料(地域により異なる可能性あり) 無料(現地調査後の見積り制) 無料(ただし一部地域・状況で発生する場合あり)
現地調査・見積料 無料 無料 無料(※費用が発生する場合有り)
工事料金 業界最安値級(Web割引あり) 相場:2~3万円台(内容により変動) 内容により大きく変動(仲介型のため幅広い)
追加料金 事前説明あり・明朗会計 現地調査後に確定(追加は事前説明) 業者により異なる(追加発生の口コミもあり)
対応スピード 最短3時間で駆けつけ・当日対応率98.8% 即日対応可能(地域により変動) 最短即日(全国ネットワーク)
お客様対応 丁寧・親切との口コミ多数 満足度4.1/5と高評価 業者により差がある(仲介型のため)
受付体制 9-20時 365日受付 Web/電話 24時間365日受付 Web/電話 24時間365日受付 電話/フォーム
対応地域 関東・東海・関西・中国(一部)・四国(一部) 関東・東海・関西・中国(一部)・四国(一部) 全国対応

 

 

 

 

 

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